2009年03月15日
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次大夫堀公園民家園・清川泰次記念ギャラリー「旅とカメラ 清川泰次が写した昭和日本紀行」

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、次大夫堀公園民家園清川泰次記念ギャラリーに行ってきました。

 理由は簡単で、岡本公園民家園に行ったのでもう1つの世田谷区の古民家園にも行ってみたかったからです。そして、地図を調べた際に、成城学園駅から歩く場合、僅かな寄り道をするだけで清川泰次記念ギャラリーにも立ち寄ることができると知って、開催中の展覧会にも少し興味があったので、立ち寄ってきました。

次大夫堀公園民家園 §

次大夫堀公園民家園

 すまん。まさかこれほどの質と量を兼ね備えた古民家園とは予想もしていませんでした。実際に行って愕然としました。これだけの施設は、おそらく東京23区内には他に無いと思います。

 しかも、ボランティアが様々な活動を行っています。実際に鍛冶屋の活動を行っているのを見かけました。

 藍染めも藍作りから実際に行っているようで、作品が展示されていました。

 内部の展示も充実していて、建築物の補修の様子を示す模型などもあります。

 東京23区で古民家を見るならともかくここに来い、といった感じでしょうか。

次大夫堀=六郷用水 §

次大夫堀

 更に予想していなかった事態が発生。

 次大夫堀とは六郷用水であり、これは本来多摩川から取水する用水の1つです。それが数百メートルに渡って再現されています。つまり、ここは古民家よりも水路趣味のためにこそ見に来るべき場所だったのです。

 今回の本題ではなかったので全長を歩きはしませでしたが、これも極めて重要。

 管理棟には複数の模型を含む多数の展示がありました。これも重要。

清川泰次記念ギャラリー「旅とカメラ 清川泰次が写した昭和日本紀行」 §

清川泰次記念ギャラリー

 ここに来るのは2回目です。

 昭和10年代の旅行中の写真がいろいろ展示されていました。現代とは似ているようで微妙に違う時代性を感じられて興味深いものでした。

 特に18年の九州旅行の写真は、戦局に比してのんびりしたムードがあって、戦争が支持されてしまう世論の背景を見たような気がしました。